収納に関する悩みは「住まいのお悩み」の常連です。物があふれる、出し入れしにくい、片付かないといった収納の悩みをお持ちの方は多いと思います。
アイデア本を読んでも、家具や収納小物を買っても悩みが解決しないなら、収納リフォームが有効かもしれません。
ですが、漠然と収納が「少ないから」「狭いから」と建築屋さんに依頼するのは待ってください。
ただ大きいだけの収納スペースをドカッと設置して完成でいいですか?
収納は増えたし広くなったけど、なんだか使いにくい・・・、
と残念な結果にならないために事前にしてほしいことがあります。
収納リフォームで後悔しないために大切なことは、
現状の問題点を把握し、何が必要かを整理しておくことです。
この把握と整理のポイントは、
「誰が、どこで使う収納を、どのくらいの予算で、なぜ欲しいのか」を考えること。
さらに、考えた内容は紙に書いて残しておきます。
では、考える手助けになりそうな事柄を表にしておきますね。
|
|
問 題 点 |
広さが足りない・使い勝手が悪い・必要な場所にないなど |
|
物の選択 |
何をどのくらい収納するのか、物の種類・量を確認する |
|
収納方法 |
物のサイズや特性にあった収納は何か
(幅・奥行は何センチ必要か?棚置きか吊り下げか?など) |
|
デザイン |
色や素材の希望 |
|
設置場所 |
誰がどこで使うかによって便利な設置場所は変わる |
|
予 算 |
リフォームにどれくらいお金を使えるのか |
|
|
次に、予算・デザイン・実用性の優先順位を決めます。
つまり、気に入ったデザインであれば多少の予算オーバーはOKとか、見た目より実用性(使い勝手)を重視するのか等を決めておくのです。
最終のきめては、その時になってみないとわからないものですが、計画当初に何を優先していたかはひとつの基準になります。
以上、しっかり整理できたら建築屋さんにリフォームを依頼し、希望を満たす収納商品、リフォームの提案をしてもらいます。
様々な案から何を選択すればいいのか迷った時は、整理した内容を見直してください。おのずと答えが見えてくるはずです。
客観的に現状を把握し整理するのは難しい作業ですが、事前の準備は収納リフォーム成功の要です。じっくり考えて進めてくださいね。
事前準備の重要性は、新築時も同じです、しっかり希望を伝えて理想の収納を手に入れてください。
|
リフォームの前にまずはこちら・・・?
↓↓↓
人生がときめく片づけの魔法 見てわかる、「断捨離」 (マガジンハウスムック) |