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収納講座【1】 クローゼットの収納を考えよう



ローコストに仕上げられた建売住宅でも、豪華な注文建築のお家でも、ほとんどのクローゼットは枕棚一枚にハンガーパイプをセットしたものが標準仕様となっています。しかもハンガーパイプの位置が、下地の規格の都合にあわせて高さ1.8mの位置にあります。この高さでは、ハンガーを含めて1mの長さが必要となるスーツ・ジャケットを一段しか吊るせないため、下部のスペースにホームセンターで買い足した収納BOXを置くことになります。(図1)ですが頻繁に着る服などは、出し入れも簡単で見つけやすいように吊ってあるほうが便利ですよね。BOXに仕舞い込んでいてはデッド(死物)となってしまいます。これでは量的には賄えても機能性の乏しい収納になりがちです、収納は量だけではなく使い勝手の良し悪しも大切なポイントになります。
そこで、私たちは高さ2.1mの位置に棚とハンガーパイプの位置を持ってくるようにお薦めします。(図2)こうすれば必要に応じて2段のハンガーパイプを配置することが可能になり効率よく空間を利用できます。ハンガーに掛けて吊るす衣類はコート、ジャケット、スーツ、スカート、ズボンなど多種多様ですが、一般的に寝室で必要なハンガーパイプの長さは5.11メートルといわれています(下図)。1間半のクローゼットなら、2段にすることでちょうど賄うことができます。


さらに、私たちがお薦めしているクローゼット収納システム(System Storage)は棚板の可変だけなく、柔軟にレイアウトを変更することができます。吊るす物、仕舞う物に応じ棚の位置(高さ)・枚数を自在に変更できる収納システムが暮らしのストレスを解消してくれます。



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