理想の収納とは、しまいやすく出しやすい、つまり整理整頓が維持された状態にある収納といっても良いでしょう。収納で悩む主婦の多くは、モノの出し入れに手間取っています。当然そこでストレスを感じてしまいます。
多くの場合、モノは積み重ねられ、箱に詰め込まれてしまっています。
悪い言い方をすれば隠すようにしまわれています。これではスムーズなモノの出し入れは期待出来ません。あるモノを取り出そうとする時、その上に載っているモノや手前にあるモノをいったん退けないと欲しいモノが取れないという不具合を経験したことはありませんか？
工具の収納を例にとってみましょう。
日本で多く見られる工具の収納といえば左写真の工具箱です。ドライバー・ノミ・レンチ・スパナ等は2段になっているボックスの下に収納されます。
一方、右写真の欧米式になると工具ごとに納まるべき場所が決まっています。
さて、必要とするツールを取り出すのにどちらが楽でしょう？
 
答はあきらかで欧米式のツールケースに軍配が上がります。
日本の工具箱は中がごちゃごちゃで、必要とする工具を探すという手間を経ないと手に取れませんが、欧米式は探すという無駄がありません。
片付けの作業が同時に整理整頓になっているのです。
最近ではめっきり減ってきたように感じますが、以前はキッチンの壁に掛けられる有孔ボードに差し込んだフックにオタマ、フキン、菜箸、落し蓋など使用頻度の高いキッチンツールを吊るす収納が一般的でした。
ツール毎に自分の使い易い位置に配置します。
これなどは理想的な収納方法であったはずですが、最近ではシステムキッチンの定着でしょうか？引き出しに片付けられてしまっています。引出しの中が仕切板で整理されていればまだ良いのですが…。
つまり、使用頻度の高いものは極力直感的に取り出し易い収納方法を採ることが大切です。或いは「見えるようにしまう」と言った方が分かり易いでしょうか？
欧米では、こういった考え方をベースに収納用品が開発されているように思われます。従って必然的に壁面収納が主流となってくるのでしょう。
下の写真はアメリカで流行のガレージ収納です。
片付けたいグッズに見合った20種類にも及ぶフックを駆使して収納します。自転車であろうが、梯子であろうがおよそどんな形状のものでも壁面に収めることが出来てしまいます。もちろん床面積を犠牲にすることなく通路の確保も可能です。
グッズが増えたり、変わったりした場合でも、フックは自在にポジションが変えられ壁面レイアウトも自在です。こういった収納用品の機能は、モノは数が増える・嵩(かさ)も変わるという特性に、見事に適合しています。
収納の理想は、スペースを有効に活用する、一瞥でモノが視認できる（探せる）、片付けがおのずと整理整頓となる、です。皆さんもしまうと同時に取り出すことまで念頭に置いて、理想の収納をめざしましょう。
システムストレージショップおすすめのガレージ収納はこちらです。
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